財務・会計 苦手な分野を割り切るのも大事! by かやの

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のかやのと申します。

5月に続いて3回目のブログ投稿です。

早いものであっという間に、1次試験まで1か月を切りました。

さて、今回は”財務・会計”がテーマです。

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■はじめに

”財務・会計”は本業で実践されている方や、簿記等の関連資格を有している方にとっては得点源としやすい一方で、馴染みのない人にとっては、とことん馴染みがなく、受験生同士の差が大きくなりやすい科目かと思います。 なので、この科目に苦手意識を持っている人は、他の人と自分を比べて焦ることもあるかもしれませんが、他人は他人、自分は自分と割り切り、自分の実力の現状を正確に把握して勉強方針を明確にすることが試験合格への近道だと思います。

■逃げるのも1つの戦略!

”財務・会計”の単元区分の考え方は人それぞれだと思いますが、私は、「仕訳」「財務諸表」「CVP分析」「意思決定会計(正味現在価値など)」「証券投資論」に、(ざっくりと)分けて勉強していました。当然、得手不得手があるわけですが、私はこの中で、「仕訳」が全く理解できず、試験1か月前になっても過去問も解けず、途方に暮れていました。

参考書を読みこんだり、過去問を何度も挑戦したりもしましたが、それでもどうしても理解できず、安定した得点源にすることができませんでした。どうしよう、と焦る気持ちもあったのですが、最終的には、

これ以上はどうにもならないと思って、仕訳を理解することから逃げました。
代わりに、過去問による知識の機械的なインプットと、計算問題の理解をより深めることに時間を使うという方針に決めました。

結果、これが良かったと思っています。

■計算問題の安定感をあげる

”財務・会計”では計算問題が多く出題されますが、過去問である程度の決まった型があるとはいえ、きっちり理解していないとなかなか応用が利きません。なので、ただ漠然と公式を暗記するだけではなく、公式の導出や意味を理解することが大事だと思います。

例えば、年金原価係数や企業価値の式を高校数学の数列の等比数列の視点から見てみたり、フリーキャッシュフローの算出の式変形を自分の手で実際にトライしてみる等、ただの数式の暗記から式の意味そのもの理解するようにすると、初見の問題にも対応できる応用力が身につくかと思います。

また知識問題と比べると、計算問題は突飛な問題が出題されにくい傾向にあり、”財務・会計”試験全体の得点の安定感向上にもつながると思います。また、計算問題は2次試験でも必須の内容であり、1次試験の段階から理解を深めておくことがおすすめです。

■おわりに

中小企業診断士の1次試験は4割以上の足切りさえクリアしていれば、全体で6割を取れていればいいという試験です。
全体で6割をとるための戦略を立てやすくするためにも、”財務・会計”に限らず、苦手な分野からはささっと逃げて、その浮いた時間で、比較的得意な分野の練度を上げて得点を安定化させていくという考え方もあるかと思います。

自分の得手不得手を見極めて、1次試験へのラストスパート頑張ってください!


次回はくおさんの登場です。
お楽しみに!

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