2次試験を100時間で合格した勉強法(事例Ⅲの場合)by なつこ
タキプロ15期の なつこ と申します。
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■はじめに(私ってこんな人)
私、なつこは30代の1児の母です。
もとは事業会社で営業やサービス企画に携わっておりましたが、
ビジネスに対する知見を深めたいと思い、30歳を過ぎてコンサルファームへ転職しました。
事業会社からの転職コンサルタントあるあるですが、既存コンサルタントとの圧倒的な知識の幅の差に焦りまくる日々。
新卒でファームへ入社した数年目の若手の方が、明らかにスキルが上でした。
そのため、ビジネスに対する知識を体系的に深めたいと思い、育児休業中に資格取得に挑戦することとしました。
名前:なつこ
年代/性別:30代/女性
職業:コンサルタント(総合系ファームにて、主に新規事業や事業戦略などの案件を担当)
受験歴:1次 2回、2次 1回
勉強時間:1次 400時間、2次 100時間
学習方法:1次 スタディング、2次 独学
得意科目:1次 企業経営理論・経済学
2次 事例Ⅰ・Ⅱ
勉強開始が4月で勉強時間が足りないことが懸念されたため、2年計画で受験することに。
2年目は復職済でさらに勉強時間が確保できないことが想定されたため、勉強時間を最小限に抑えるべく、以下の受験計画を立てました。
結果的に狙い通り合格することができたため、科目合格狙いの方がいらっしゃれば、ご参考にしていただければ幸いです。
【受験計画】
・初年度:1次を2次試験との関連性が低い4科目(「経済学・経済政策」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」)に絞り受験
・2年目:1次の残3科目+2次試験受験
■事例Ⅲに対する印象
事例Ⅲは、主に製造業の生産工程に関する助言を行う科目です。
私は、営業や事業戦略を中心に経験を積んできたため、生産工程に対する知見がありません。
そのため、当初はやや苦手な印象がありましたが、
1次試験の運営管理の勉強を得て、「なんだかパズルみたいで楽しいな」という印象に変わりました。
■事例Ⅲの勉強法
仕事と育児の忙しさを言い訳に、私が2次試験の勉強を開始したのはR5年の9月を過ぎてからでした。
試験は10月末。
調べると、一般的に2次試験に要する勉強時間は200~400時間。あれ、間に合わない。
2ヶ月で合格するために、まずは諸先輩方の勉強方法を調査。
結果、以下の進め方が見えてきました。
個人的にも、過去問の反復練習は、本資格に限らず、短期間で知識を定着させるために有効な方法だと考えています。
【勉強法】
・2次試験は過去問の反復演習(5~6年分×3回程度、その後余裕があれば年数を増やす)
・2次試験は、ある程度回答がパターン化されているため、与件分のキーワード×助言のパターンを覚える
事例Ⅲってパズルみたいで楽しい、というプラスな印象を抱いていた私ですが、
初めての過去問は何を書いたら良いか検討もつかず、ほぼ白紙。
それでも、上記の勉強法により、勉強時間100時間弱で最終的に事例Ⅲを67点で合格することができました。
具体的に使用した教材は、以下の通り。
【使用教材】
・ふぞろいな合格答案(6年分)
・YouTube「ダンシ君のサブノート」(事例Ⅲ聞き流し一問一答)
・web上で諸先輩方が公開してくださっている、「与件分のキーワード×助言キーワード」リスト
私は、もともと丁寧にノートを作ることが苦手、かつ、夫が仕事ゆえ、土日も基本的にワンオペ育児で机に座る時間が少ないため、
間違えた箇所や苦手論点のまとめノートを作ることはしません(正確には、できません)でした。
そのため、以下の方法で知識を定着しました。
・とにかく何度も過去問を解く、素早く反復を繰り返す(一旦自分で解く→ふぞろいの解説読む→もう一度解く→解説読む→数日あけてもう一度解く・・・・の繰り返し)
・家事や移動の最中に、YouTube聞き流し
・諸先輩方のキーワードリストを、音読→録音→聞き流し
■おわりに
無事合格することができ、実務で早速勉強した内容が活かされているなと感じることがあります。
例えば企業経営理論の競合との差別化戦略など、
これまでクライアントや先輩コンサルタントとの議論に積極的に介入することができなかったことも、
体系化された知識があることが自信に繋がり、自分なりの意見を出すことで議論を深め、
結果としてクライアントに対するバリューが向上していると感じます。
また、合格者同士の横の繋がりが得られたことも貴重な経験です。
本試験に挑戦される皆様は、志の高い方ばかりであり、とても良い刺激をいただくことができます。
資格勉強は孤独・誘惑など様々なものとの戦いがあるかと思います。
試験に挑戦され、本ブログをのぞきにきてくださった皆様を、心から尊敬します。
次回は、みうらちん さんの登場です。
お楽しみに!
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