【2次試験】伝わる答案を書くために
こんにちは。
隔週水曜夕方担当のヒナ@タキプロ5期生です。
私は、先日、中小企業診断士の登録申請をしたのですが、ここで悩みどころだったのは、「名字」のことでした。
私は結婚後もずっと旧姓で仕事をしていたのですが、戸籍上の氏名で診断士試験を受験し合格したので、名字にズレが生じてしまいました。
そのため、試験合格後は、従来の旧姓の氏名の下に戸籍上の名字を付記した名刺を作って使用していました。
ただ、そうすると、名刺をお渡しする都度「どちらの名字で呼ぶか」という確認や説明が必要になりますし、今後業務を行うにあたって旧姓と戸籍上の名字をどう使い分ければよいか、色々面倒だなあと感じていた訳です。
でも、今回登録申請にあたり中小企業庁の方にご相談したところ、旧姓が分かる戸籍謄本等の資料を添付した上で申請書に旧姓で登録したい旨付記すれば、旧姓での登録は可能との回答が得られました!
これで、旧姓で統一して従来業務も診断士業務も両方できることになりそうで、ホッとしています。
私と同じように旧姓でお仕事されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
さて、2次試験を受験する皆さん、いよいよあと2週間強で本番ですね。
今回は、採点者に伝わる答案を書くために私が意識していたことを5つ、お伝えしようと思います。
①ある程度伝えたいことを決めた上で書く
与件文と問題を読み込み、答案を書く前に、解答の方向性、キーワードと構成をある程度練ってメモしておきます。
書きたいことがぼやけたまま書きはじめると、文章が途中で一貫しなくなったり、支離滅裂になるリスクが高まります。
②主語・述語・目的語等をリンクさせる
問題文の内容から、問われている主語や目的語等が明らかな場合は、答案においても省略して書きますが、複数の主語や目的語等がありうる場合には、「誰が」「何を」「どうするのか」がはっきり分かるよう、明確に対応付けをします。
自分の中では当たり前と思っていることも、言葉を省略すると採点者は思わぬところで勘違いして伝わらないことがありますので、基本的なことではありますが、今一度意識してみてください。
②一般的に用いられるキーワードを使う
伝わるプレゼンの仕方などでは「自分の言葉で伝える」というのがセオリーだと思いますが、診断士試験に関しては、オリジナルな解答を目指す必要はありません。
例えば、平成25年事例Ⅰの第1問(設問1)では、「既存顧客(の維持・リピート率向上)」というキーワードがないと採点は厳しくなったのではと思います。
多くの人が使うであろうキーワードを記載することで、パッと答案を見ただけで何を伝えたいかがすぐに採点者にわかることが重要です。
③句読点や箇条書きを使い分ける
可能な限り、一文で盛り込む内容を一つの要素にします。
また、複数の要素を書きたいときには、その要素が並列的な関係であれば、「①~、②~」等の箇条書きを用い、因果で結ぶならば、「~し、これにより~」「~である。なぜなら~」等、句読点を適宜付けながら、関係性を明確にします。
④無駄な言葉をそぎ落とす
同じような意味のことを二度書いていないか、言葉が冗長になっている部分がないか確認し、無駄な言葉をカットします。
まどろっこしい文章は、伝えたい内容がぼけてしまうばかりか、他の加点要素を入れ込む文字枠も奪われてしまうので、とてももったいないと思います。
⑤「だから何?なぜそういえるのか?」と自分に問う
問われていることと解答がきちんと結びついているか、論理をすっ飛ばしていないかを確認します。
文字数の制限もあるため、必ずしも全ての因果を一つ一つ結びつけて論じられないこともありますが、読み手に納得感が与えられる程度に論理的な繋がりを意識して書く必要があります。
自分では繋がっているつもりでも採点者には伝わらないこともあるので、「だから何なのか?」「なぜそういえるのか?」を自分に問いかけながら文章を構成することをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
あと残りわずかの期間、後悔のないように。
応援しています!!
タキプロ勉強会のお知らせ
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◆日時・場所
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題材:H24年度事例Ⅲ お申込みはこちらから
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*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
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・第8回 10/11(土) 9:30~12:20 昭和生涯学習センター
題材:H24事例Ⅳ テーマ:提案力対策&文章力対策
・第9回 10/13(月・祝) 9:30~12:20 西生涯学習センター
よろず相談所
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*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
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◆開催日時・内容
※内容や扱う事例は変更となる場合があります。
下記が最新の予定となります。
10月10日(金)19:00~21:30 平成23年度試験(事例Ⅳ)実施と添削指導
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