事例Ⅲはとにかく「マニュアル化」からの「OJT」 byたべちゃん

事例Ⅲ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のたべちゃんと申します。

今回は事例Ⅲについての記事です。
私は昨年の一次試験後から二次試験の勉強を始めて、事例Ⅲは本番で69点でした。
4事例の中で最もいい点数ではなかったのですが、過去問演習で最も平均点がよかったのは事例Ⅲでしたので比較的得意な科目だったと言えます。

そんな私がどのように事例Ⅲの勉強を進めたのかを紹介していきます!



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■徹底したインプットが大事です

事例Ⅲに限らず、二次試験対策として過去問演習が重要である、というのはよく言われていることです。

しかし、十分なインプットなくして、むやみに過去問を解くことは、おすすめしません。なぜならインプットを十分にする前と後では、与件文の理解度と答案の精度が全く違ってくるからです。

たとえば・・・
・C社が下請け企業で自社ブランドを持っていなかった場合、一般的にどのようなデメリットがあり、どういったことが問題になってくるでしょうか?

これを何も見ずに、すばやく答えられるように準備しておくと、与件文に書いてある企業の弱みや問題点を見逃さずに指摘することができます。

・下請け企業が抱える問題の解決のために、一般的にどのような施策が考えられるでしょうか?

同じくこれを何を何も見ずに、すばやく答えられるようにしておくと、課題設定と施策提案の方向性を間違わずにおこなうことができます。

また、二次試験は与件文の内容に沿って回答することが基本ですが、時には知識として知っておかないと答えられないような設問も出てきます
こういった難しい設問に答えられるかどうかで、他の受験生と差をつけられるかが決まってくると思うのですが、インプットが十分でなければ、得点につながるような答案を書くことができません

■私のインプット方法

では、どのようにインプットをすればよいのか、私の事例を紹介します。
私は1次試験終了後から2次試験の本番直前まで、以下の2つを繰り返し読み込み、必要な知識を徹底的にインプットしました。

・2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)
 2次試験の与件分の解釈と答案作成に必要な知識が網羅的に分かりやすく説明されています。
 すべてを読み込むと結構な分量になりますが、私はこれをすべて暗記するつもりで読み込んでいました。

・速修2次テキスト(早稲田出版)の「抽象化ブロックシート」
 こちらも2次試験の与件分を解釈するのに必要な知識が網羅的にまとめられています。
 比較的ポイントを絞って、簡潔な記述でまとめられているため、頭の中を整理することにも役立ちます。

詳しい解説が書かれている「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」と簡潔にポイントをまとめられている「抽象化ブロックシート」を組み合わせることで、より理解が進んだと個人的には思っています。

■過去問演習で回答パターンを確立しましょう

必要な一次試験の知識を身に着けたら過去問演習を行います。インプットした知識をそのまま書くのではなく、なるべく与件文に沿った形で答案に落とし込むことを意識します。

私の場合は、初めて過去問に手を付けたのが試験本番の約1か月半前。過去6年分を2回ずつ解きました。

他の方のブログなどでも書かれていると思いますが、事例Ⅲは4事例の中で最も回答パターンが決まっていると思います。
事例企業は必ず製造業で、中小企業のできることも限られていますから、課題とそれに対する打ち手もだいたい決まってくるのでしょう。

どんなパターンがあるか、過去問に取り組む中でメモをしてストックしていくのもいいですし、色んな方がブログ等で発信してくださっているので、それを活用するのもいいでしょう。

自分の得意のパターンをいくつか確立して、困ったら答案に入れ込むという形でも、それなりに点数は稼げると思います。
(ちなみに私は、昨年の試験の再現答案を作ったところ、「標準化・マニュアル化」からの「OJTで教育」を計3回登場させていましたww)

また最終問題は、売上を伸ばすために、機会に対して強みを生かすような内容を書かされることが多いと思います。
顧客ニーズにあった製品開発や営業面の強化など、工場内の生産性向上や納期対応以外の面で提案できることがないか、ということを頭に入れておくと、答案作成のヒントになるかもしれません。

■おわりに

今回は事例Ⅲの勉強法に関する記事でしたが、事例ⅠとⅡにも共通する内容が多いです。
二次試験は一次試験の知識をきちんと理解して、理論に基づく答案を与件文に沿った形で書けるかが問われている側面が大きいと感じています。

事例演習と違って、知識のインプットは細切れ時間にできるのもメリットです。
なかなか過去問演習の時間が取れないという方は、思い切ってインプット重視の試験対策をしてみてもいいかもしれません。


次回はさっとさんの登場です。
お楽しみに!

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