私の財務会計 苦手克服法/しなちく
みなさん、こんにちは。しなちくです。
2次試験の口述試験も終わり、来週には試験の結果が発表されますね。ほぼ全員が合格する試験ですので、次の実務補習に向けて準備をしておきましょう。実務補習枠は、合格発表後、短時間で埋まるので、会社勤めの方は昼休みに申し込むなどして、実務補習の枠をゲットして下さい!
さて、今回は、今年残念な結果に終わった方に向けてのメッセージとして、特に財務会計を苦手としている方に、私の経験談をお話したいと思います。
私も財務会計は苦手な科目の一つでした。1次試験は2回受けていますが、1年目(2015年)はボロボロで、足切り寸前の点数でした。ちなみにこの年の平均点は67点。平均よりも20点以上低い点数でした。しかし、2年目は、苦手を克服し、1次試験では9割得点し、その勢いで2次試験も突破しました。
以前のブログで、2次試験の学習を通じて、合格点に達するために、以下の5点に集約されると書きました。今回は、(2次試験までに、執筆が間に合わなかった)⑤について自身の方法を紹介したいと思います。
- 自分の答案を客観的に見つめる。
- 因果関係を明確に表現する。(フレームワーク活用力、編集力、など
- 知識を活用し端的に表現する。(1次知識活用力)
- 聞かれた事に素直に回答する。(自制力)
- 計算力(事例Ⅳ)
まず、財務会計を克服するにあたり、以下のステップを踏みました。
1、苦手な原因を自己分析し、対策をたてる
2、解答パターンを整理する
3、ひたすら計算
1、苦手な原因を分析し、対策をたてる
まず、なんで財務会計が苦手なのでしょうか?その原因を、自己分析する事から始めましょう。例えば、私の場合、以下のように、原因を分析し対策をたてました。
ちなみに、診断士の実務で数字に弱い印象を持たれると、ちょっと頼りなく思われます。財務会計の対策を一過性の試験勉強と捉えず、将来に向けた練習として取り組んでみて下さい。
2、解答パターンを整理する。
財務と会計、特に2次試験に関しては、それぞれ頻出論点は決まっていると思います。まずは、その論点を整理しましょう。そして、設問や計算過程の意味を理解し、反復練習をこなしていきましょう。以下、私の受験生時代にまとめた頻出論点を紹介します。まずは、この論点を完璧に解答できるように心がけました。
<財務の頻出論点>
設備投資の経済性(NPV)
自分の受験時代のカテゴライズですが、こんなパターンでまとめられると思います。また、時系列をしっかり書いて、情報を整理するクセをつけましょう。
企業価値の計算
WACC、DCF法、フリーキャッシュフローの計算(営業利益(1-税率)+減価償却費―運転資本増減額-投資額)など、基本的な用語の意味と、計算方法を整理しましょう。
<会計の頻出論点>
CVP分析
損益分岐点、変動費率、安全余裕率、などの計算
キャッシュフローの計算
キャッシュフローの計算(営業CF)、間接法での作成(特に営業CF))。何がキャッシュになるか?棚卸の増額分は、現金になっていないので、キャッシュ的にはマイナスなど、意味を理解すれば、パターンを理解する事ができると思います。
業務的意思決定
セールスミックス、限界利益/貢献利益の計算
3、あとは、ひたすら計算
財務が苦手という人ほど、短期間で苦手克服する方法ばかり求め、練習の絶対量が足りてない気がします。苦手を克服するためには、質と量が大事です。”質”については、苦手なパターンを分析し対策を取る、意味を理解する事が大事です。それができたら、ひたすら量をこなしましょう。
私の受験生時代を振り返ると、1年目はひたすら暗記&量をこなすだけの学習だったため、理解が浅く応用が全くきかず、試験では散々な結果を連発してました。そこで、1から3までのステップを踏むことで、苦手な財務会計を克服しました。
財務会計の苦手克服する事は、一朝一夕には成し得ません。自身の弱点を振り返り、地道に頑張りましょう。次の試験まで10か月あります。十分苦手を克服する時間はあります。1次試験の財務会計や、事例Ⅳで良い結果を得られなかった方々は、このステップを参考にしてみて下さい。
さて、次回は、鳥取からメッセージ。お楽しみにー。
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<投稿要領>
■記載内容:原則、以下に沿ってお書きください。
・自己紹介(職業、年代、診断士を目指した理由など)
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・受験歴
・1次試験の勉強(通学/通信/独学、工夫点、苦労・挫折など)
・2次試験の勉強(通学/通信/独学、工夫点、苦労・挫折など)
・1次試験のエピソード(直前、当日、直後のエピソード、感想)
・2次試験のエピソード(直前、当日、直後のエピソード、感想)
・敗因(合格年と比較した、敗因分析など)※不合格経験がある人だけ
・勝因(合格につながったと思う取り組みなど)
・受験生へのメッセージ
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