試験結果から振り返ってみると by たっかー

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のたっかーと申します。

一次試験まであと2ヶ月と2日。
準備は進んでいらっしゃいますでしょうか。

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■はじめに

今回のお題は合格体験記。何を書こうかと考えました。

勉強方法や科目ごとのノウハウは改めて書く機会があると思いますし、自分には高尚な受験動機があったわけでもありません。そこで、試験結果から振り返ってみると何が見えそうか、という視点から経験談を書いていくことにしました。

■一次試験

一次試験の結果です。翌日に公表された正解をもとに自己採点しました。

経済   60点
財務   60点
経営理論 63点
運営管理 63点
法務   60点
情報   84点
中小政策 41点
合計   431点

まあ見事に6割ギリギリで、あと1つ間違えたら足きりという科目もあって、まさに紙一重、薄氷を踏むような思いとはこのことです。

かなり無計画に短期間で取り組んだため、綱渡りのような状況だったのですが、試験の3週前に不要不急の飲み会に参加して疫病に集団感染。「中小政策」に取り組む時間がほとんどなくなってしまいました。

試験当日は、いくつか科目合格できればと思って受験しましたので、合格するとは驚きでした。

「中小政策」はまともに解けた問題が少なく、時間がたっぷり余ったのですが、出題意図を想像したり、マークシートの正解は「ウ」が多そうだとか、鉛筆転がしたりとか、最後の最後まであきらめずにジタバタしたのが4割を越える結果につながったように思います。(レベルの低い話ですみません!)

それと、ここでのポイントは、試験直前には飲み会を控えましょう、ということではなくて、あえて「情報」を免除しなかったことが合格につながったということです。(もちろん飲み会には行かないで勉強したほうが良いです!)

ご自身の得意科目がある場合には、あえて免除や科目免除はしない、という選択肢もアリだとおもいます。十分に戦略を立てることをオススメします。合計が6割以上で、4割未満の科目が無ければ合格です。

ちなみに「経済」の免除要件は経済学博士、「法務」は司法試験、という感じなのですが、「情報」は応用情報技術者試験合格で免除できるんですよね。名ばかりの応用情報技術者である自分としては、博士や法曹と同格なのか!?となんだかうれしくなってしまいました!

■二次試験

二次試験の結果です。合格発表後に通知が送られてきました。

事例Ⅰ 79点
事例Ⅱ 81点
事例Ⅲ 59点
事例Ⅳ 52点
合計  271点

こちらもデコボコしすぎな結果ですが、繰り返しになりますが合計が6割以上で、4割未満の科目が無ければ合格です。

科目ごとのノウハウなどはまた書く機会があるかもしれませんので、ここでは全体的なことを大まかに振り返ってみます。

一次試験終了後から準備を始めましたので、時間が無く、過去問をひたすら解くという勉強スタイルでした。

事例Ⅰ~Ⅲは、早起きして毎朝1事例を学習。10年分くらいさかのぼったと思います。80分で自分の答案を作成したあと、「ふぞろい」と「過去問題集(TAC)」の正答例をみながら勉強しました。それぞれ解法アプローチが異なるので多面的な勉強ができました。二次試験特有の知識やノウハウは「全知識」が役立ちました。

事例Ⅳも過去問をベースとした問題集で学習しましたが、結果は惨憺たるものでした。年々難解になる与件文を解釈して数式に表す、というプロセスをどう身につけたらよいのか、よい方法があるのか、今でも正直よくわかりません。

試験当日は時間管理に苦労しました。事例Ⅰは、残り10分の時点で5問中2問が白紙の状態。開き直ってあたりまえのことをわかりやすく書きました。「ふぞろい」的なキーワードの詰め込みもなく薄っぺらい感じで、我ながら呆れる思いでしたが、それはそれで一定の得点になったのかもしれません。

一方で、事例Ⅲは、最後にあわてて書いた問題の解答が日本語になっていなかったのがマイナス要素だったように思います。意味が通じないひどい文章でした。最後の最後にこういうところが差としてでてくるのではないかと感じています。

事例Ⅳは、解答できた問題は半分もなく、最後は白紙を何かで埋めることに専念しました。この試験は何が試されているのか、危機に陥ったときに何ができるかを試されているのか、と思いました。(しっかりと学習されている方にとっては、そんなことはないと思います。。。)

■いま振り返って思うこと

事例Ⅳで足きりを確信しましたので、再現答案をつくる気にもならず、しばらく試験から遠ざかっていましたが、結果は思わぬものでした。自分ができなかったときには周りもできていない、と言われます。あきらめる必要はまったくないと思います。

そして、自分の強みが自分を助けてくれることも実感しました。1次試験では、飲み会に行った愚かな自分を助けてくれたのは「情報」でした。2次試験は実務経験が邪魔をすると言われます。与件文の情報を無視して自己流で解答するのはもちろんダメでしょう。しかし、この試験ならではの「型」にはめて解答する限りでは、経験はプラスになるように感じています。

加えて思うのは、独学でしたので、タキプロなどの勉強会に参加すればよかったということです。正解や採点基準がよくわからないのが2次試験です。自分の解答を相対的な視点から眺めたり、助言を得られる機会を持てていれば、学習も効果的だったと思います。

■おわりに

一次試験まで2ヶ月、二次試験まで5ヶ月、まだまだ長丁場です。
お仕事やご家庭があるなかでの受験勉強、息抜きもしながら一歩一歩進めていってください。

次回はだちょーさんの登場です。
お楽しみに!

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