ゴールの兆し「合格体験記」byねぎレモン

読者の皆さんこんにちは、 ねぎレモン です。



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■はじめに

今回は中小企業診断士試験の勉強を始めて合格までの道のりをお伝えしようと思います。
私は2次試験を4回目で合格した多年度生です。これから勉強を始めようかと考えている方や多年度に渡って合格を目指している方、何か参考にしていただけたら嬉しいです。

■勉強を始めたキッカケと想い

前回のブログでも記述しましたが、営業職の中間管理職となって慣れてきて次のステップ・目標を見失ってもがいていたころ独立して経営者となった同窓生達をみて奮い立ったことがこの資格の勉強を始めたキッカケでした。
7年以上継続して勉強できたのは強い「想い」があったからかもしれません。その「想い」とは具体的で現実的な夢があったわけではなく「他者と違うこと(差別化)がしたい」、「なにかに熱中(獲得)したい」、といったことだったのかなと思います。
そのエネルギーは合格するまで絶えることなく、溢れていたのでよっぽどその「想い」が強かったのかもしれません。
日常生活から自分の人生を俯瞰したときに一抹の不安を覚えることはありませんか?
人生を変えてみたい」といった転機としてこの資格は有効なのかもしれません。

■勉強習慣化するまで

会社の通信教育で中小企業診断士コース(大原)があることを知ってすぐに勉強にとりかかりました。といってもテキストと過去問が送られてきましたが、どう勉強していいかわからず、勉強も超久しぶりで習慣化するのに苦労しました。

単身赴任中という時間制約がない環境ではありましたが残業や出張、会合や接待も多く平日夜はほぼ何もできない状態でした。主に土日と平日の朝を中心に勉強するよう心掛け、毎日少しでも勉強しようと意識しました。まずは企業経営理論のテキストを通読することから始めましたが、この科目は今自分が従事している仕事にも通じるので理解しやすくてスタート科目としては最良だと思います。
モチベーションが維持できたのは娘にStudyplusというアプリを教えてもらい、SNS上の仲間と励まし合いながら勉強ができたことが大きかったかなと思います。

勉強場所は飽きないように工夫しました。平日朝は5時30分起床、出勤前に1時間30分程度自宅で勉強。休日はカフェ(マックやミスドなど)や、図書館にも通いました(中高生に交じって開館前に並んでました…)。習慣化するまで半年近くかかった気がします。往復の通勤時間はダンシ君や診断士受験関連のYouTubeを聞きながらインプット・・・何度も繰返し聞くことで定着化が図れます(実際に口述試験でダンシ君で得た知識が活かせました!)。

経営情報システムが最も苦手で、TACで経営情報システムのみの単科コースを受講、初年度は3つほど科目受験しましたが情報だけ合格。結局9月から1次ストレート合格コースを受講することに(30万円近く支払った際、嫁に「人生最大の投資」だと感慨深げに言ったところ「ちいさっ」と小馬鹿にされましたが…)。

TACでは度々懇親会が開かれ、異業種の方たちと同じ目標に向かって話し合える貴重な経験ができ、勉強仲間もできました。

■予備校通学から独学へ

翌年の1次試験はギリギリで合格し、2次試験へ。TACでの講義を中心に模試や問題集+過去問で対策しましたが「合格」が見えていない状況(合格しても中小企業診断士とは言えないレベル)で予想通り敗退。特に事例Ⅳに苦戦し「D」判定。その後すぐ地方に転勤。仲間ができるリアル講座のある予備校を探していましたが地方はWebやDVD講座のみだったため断念し独学の道を選びました(特に2次の試験勉強はリアル講座に費用対効果があると考えてました)。

 余談ですが…中小企業診断士の勉強をしている人となら、なぜか初対面でも話が弾みすぐ打ち解けあえる…似たような人種が集まっているのでしょうか?
また、あるスタプラ仲間が言ってました「診断士を目指す人ってまじめでいい人が多いよね」って。確かに…と思う印象的な言葉でした。

■勉強を継続させるために取り組んだこと

よく周りから「モチベーションよく続くねー」と言われます。自分は勉強以外も継続していることが色々あり、その一つに毎朝の筋トレ・ジョギングがあります。例えば、雨が降ったり・二日酔いだったり・体調が悪かったり…いろいろあります。そんな時は無理に通常のルーティンをこなさず、別メニュー(軽めのコース:通常の1/2のメニューとか)を用意し、継続してきました。
 大事なのは継続することによる達成感・自信獲得、それと「それでもやったぞと自分を認める許容性」かなと思います。

ということで・・・
自分に逃げ道を作って勉強している自分を認めてあげること(軽めの学習メニューを用意する)
→例えば二日酔いで勉強が手につかないときは無理をしないが少しでも勉強らしいことをする(中小企業白書を読む等:頭に入っていなくてもやっているふりをする)・・・など
あとは、
➁アプリ(Studyplus)を活用し仲間を作る・・・励みや刺激になる
➂動画を見る(中小企業診断士関連で検索したYouTubeなど)・・・気晴らしと情報収集

以上取り組み、7年間ほぼ毎日勉強記録をつけ続けました…

■多年度に至った振返りとゴールの兆し

振返り(反省でもあります)
➀1次試験に一度合格したからといって次も受かるとは限らない(1次試験に手を抜いてはならない)
➁簿記など関連資格の勉強は時間があれば有効だが深入りしない(中小企業診断士試験勉強に集中する)
*専門分野を追求するのは合格後にすべき(TAC講師より)
➂アプリ以外にもタキプロの勉強会に参加するなどして受験仲間を作ることでモチベーション維持と情報収集力を強化できる(昨年タキプロの勉強会に1回だけ参加しました。オンラインの勉強会に苦手意識もあり単発参加でしたが、複数回参加することで顔なじみや仲間を作ることができるんだと今さら感じてます…)
ゴール(合格)の兆し
✨令和4年度の2次試験は過去問中心の勉強で臨み、手薄だった事例Ⅲと手強かった事例Ⅳで点数を落としましたが事例Ⅰ、Ⅱは想定通り合格点でした・・・事例ⅢとⅣを強化すれば来年の合格は届きそうだ(過去問中心の勉強は間違っていなかった)と感じた瞬間でした。
→過去問中心の勉強を繰り返した結果、令和5年度2次試験終了後、想定通り一定の手応え(やり切った感)を感じ「合格」を掴むことができました。

小おどり

■おわりに

自分はいつまでこの勉強を続けるのか、又は縁がなかったと諦めがつくのか…
その分岐点を2次試験を2回受験(2次試験の合格率が20%であるため)してだめなら諦めると決めてました。本来であれば1次試験に1度合格後の2回受験で20%ですが、私の場合は、1次試験を1回合格したら2次試験を2回受験資格があるので実質は4回(受験資格として2回=20%)と考えてました。
今回自分で決めた期限通り2次試験4回目でなんとか合格しましたが、合格発表前は「合格しなかったら諦めるか」…いや、諦めきれない。ここまできたらあと1回(2次で2回)チャレンジしようと決めてました。
なんだかんだこの勉強が好きだったこと、当初の「想い」を実現したかったこと、なりたい「中小企業診断士像」が芽生えてきたこと、で粘れたのかなと思います。
考え方次第です。ぜひ夢を勝ち取ってください!

次回は、にゃーもん さんの登場です。 

お楽しみに! 

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