【6期生合格体験記】 ~「Cobby」さんの場合~
こんにちは!金曜日朝担当のしのPです。
寒い日が続きますが体調は崩されてないですか?
本日もタキプロ6期生の合格体験記をご紹介しますね。ハンドルネーム「Cobby」さんです。合格者の熱い想いをとくとご覧あれ!
【基本情報】
勉強方法: 独学
勉強年数: 2年
1年目 1次→通過、2次 CBBA 総合B (不合格)
2年目 2次 合格
得意分野: 経営情報システム、事例4
【各年の取り組み方】
■1年目
他の試験 (情報処理技術者試験等) の準備と同様に、過去問を繰り返し解く勉強方法を採用しました。
1次試験の学習開始は2013年1月、2次試験の学習開始は2013年8月、1次試験本番の終了後でした。
・基本方針
2012年~2008年の過去問を、すべて5回解く。
(注: 1次試験終了から2次試験までの11週で2次試験の過去問 延べ100問は、大変でした。)
・学習方法
自学自習 + 模試、2次ではタキプロ勉強会も。
・2次解答プロセスについて
情報処理技術者試験の論述試験の合格体験をもとに、確立。
確立プロセスは以下の通りです (これを、2年目に見直すことに) 。
1. 自分が文字を書ける速度を把握する
(例として、私は800字を20分)
2. 2次試験の解答字数を600字と仮定し、解答を記述するだけの時間を計算 (600字→15分)
3. 解答を記述する際に迷うことを想定し、マージン20分を加えて解答時間を35分と設定
4. 与件文、設問文を読み解答骨子を作成する時間を残りの45分と設定
本番での解答手順
1. 与件文、設問文を読み解答骨子を45分で作成する。この時、解答骨子は45分で決め、解答記述時には迷わないと決心しながら実施する。
2. 無心で解答骨子の内容を解答用紙に転記する。
■2年目
1年目の結果 (CBBA→B) と受験時の感触から、以下の課題を抽出しました。
・事例1の得点を向上する。
・過去問の模範解答に囚われすぎず、与件文や設問文の内容に「応える」。
特に、事例1では、設問文をどのようにとらえるべきなのかが分からなかった、というのが正直なところでした。
その状況で2013年問題への解説や合格答案を見ると、設問文を1次試験の知識で解釈して、さらに7S
(Strategy, Structure, System, Shared value, Staff, Skill, Style) の観点で検討しているということが分かりました。
課題を解決するために解説や合格答案の考え方を取り入れようと、具体的に以下の対応を取りました。
・全般に、設問文を1次知識を用いて解釈し、多面的に検討したうえで問題文を読むという解答プロセスに変更する。
・これを可能とするために、ファイナルペーパーを活用する。
(ファイナルペーパーは、最終的には自作には至らず、書籍の付録を模写しながら覚え、復習していました)
・1年目に過去問の繰り返しを実施済みで逆に模範解答が本番での解答判断を鈍らせたので、過去問演習の優先度を下げ、
ファイナルペーパーの活用に注力する。
・勉強対象は、繰り返し演習が有効な事例4と、苦手な事例1に注力する。
上記により、2年目では、勉強会で使用する解答作成を含めて過去問は延べ20問程度しか解いていません。
上記の効果については、特に事例1では設問文が長い (おおかた4行程度) ために1次知識による解釈・検討が特に有効で、
2年目の模試では事例1を50点台で安定させることができました。
1年目、2年目ともにタキプロ勉強会に参加していましたが、そのときによく言われていた
「この与件文のこの言い回しは、どう解釈すればいいでしょうか?」ということを考えることが重要なのだと、
2年目にして気づきました。
学びを与えてくれた勉強会には感謝しています。
【総 括】
私が合格できたポイントは、
・勉強会による勉強ペースの確立、維持
・弱点の特定、集中的な対策
・1次知識による設問解釈・検討の強化による多面的な解答作成
・継続し、あきらめなかったこと
と考えています。
その中でも特に、低得点の事例があるという事実から振り返りを行って自分自身の弱点を洞察したこと、
事例の設問文、与件文という目に見える文章から1次知識を整理・活用して必要な解答観点を洞察したこと
にあるのではないかと考えております。
中小企業診断士として、診断対象企業の目に見える事象だけでなく背後にある原因や仕組みを洞察し、改善提言を行っていくこと。そして、そのための洞察力や分析力を向上することがポイントなのだと考えています。
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いかがでしたか。1年目の振り返りをしっかりして、2年目にきちんと生かしたことで合格を勝ち取っていらっしゃいますね。
ぜひぜひ参考にしてみてください!
今日は以上です。
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