事例Ⅳの大事故を乗り越えてbyもっち

読者のみなさん、はじめまして!
タキプロ13期のもっちと申します。
孤独の受験生時代に、受験生支援サイトには非常にお世話になったので
今度は自分が少しでも受験生の力になれればとタキプロに参加しました。
私は1年目の事例Ⅳで大事故を起こし、ストレート合格はできませんでした。
しかし家事と育児に追われながらも効率的な勉強を心がけてなんとか合格できたので、少しでも皆さんの参考になればと思います。
今回は、自己紹介とともにどのように試験に挑んで、合格したかを簡単にお伝えしたいと思います。

■自己紹介

年代/性別:30代後半/男性
職種   :テーマパーク運営/商品企画
家族構成 :妻、娘2人(4歳、1歳)
受験歴  :1次1回、2次2回
勉強方法 :1次 通信講座(STUDYING)、2次 独学

■中小企業診断士を志した理由

私はもともと理系大学出身で、新卒で菓子メーカー研究職に就職しました。その後マーケティング部に異動となり、経営層の近くで仕事をすることで「経営」に対して興味を持ち始めたのがきっかけでした。経営を学べる方法はないか色々調べたところ、中小企業診断士という名前には全く惹かれないけど勉強する内容は面白そうな資格試験を発見。しかし当時はそこまでモチベーションが高くなかったこともあり早々にフェードアウト(参考書を買ったレベル)してしまいました。
その後転職もしつつ平々凡々と企業勤めを続けていく中で、会社からしか得ていない収入源と今後のキャリアプランに不安を覚え再度中小企業診断士試験挑戦を決意。
しかし、子供が小さく家計にも余裕がないこともあり、必要最低限の費用と時間という制約の中で試験に合格する必要がありました。

■勉強方法と試験結果

まずはじめに自分に最適な勉強方法を探すことから始めました。選定ポイントは下記です。

■費用があまりかからない(お金かけたくない)
■通学しなくてよい(時間かけたくない)
■必要最低限の知識だけを学べる(時間かけたくない)

結果私が選んだのは通信講座(STUDYING)でした。
特に合っていると感じたのは①スマホで「ながら勉強」が可能②過去問の反復がしやすい③比較的費用が安価、なことでした。
中でも「ながら勉強」ができることは、家事育児に追われ平日2時間休日でも3時間程しか勉強時間を確保できない身としては非常にありがたく、娘のおままごとに付き合いながら勉強することも度々ありました(娘よ、ごめんね)。ただ向き不向きがありますので、ぜひ皆さんに合った勉強方法を探してみてください。
勉強を進めるうちにわからないことがたくさん出てきて、他の教材に手を出したくもなりましたが、60点を獲得するのにはこれだけで十分と信じて浮気はしませんでした。
結果、狙い通り(?)高得点を取るわけでもなく平均65点という無難な得点で1次試験をストレートで突破しました。ただ財務・会計は44点というぎりぎり足切り回避ラインでした。そしてこれが後々2次不合格フラグとなるのです。

問題は2次試験です。とりあえずは1次試験突破を目標としていたので2次試験には一切手を付けていませんでした。しかも通信講座の2次試験対策の内容があまりあっていないと感じ、2次試験はまた他の勉強方法を探すことからはじめました。
そこで参考になったのが、タキプロをはじめとする受験者支援サイトです。様々な先輩方の勉強方法を参考にし、そこで行き着いたのが「ふぞろいシリーズ」でした。2次試験には論理の組み立てが重要で、様々な解答を参考に学ぶことができる「ふぞろい」シリーズが自分には納得性があったことが決め手となりました。また1次試験で足切りぎりぎりだった財務・会計を重点的に行うために、「事例Ⅳ全知・全ノウ」にも手を付けました。
短い期間ながら、2次試験で60点をとるための方法を考え、ひたすら過去問を反復して試験に挑みました・・・
結果、事例Ⅰ:60点、Ⅱ:61点、Ⅲ:58点、Ⅳ:28点←!!?? 
いや~もうね、事故ですよ、これは。事例Ⅳの試験問題を見たとき、笑っちゃいましたもん。「こんなん無理ですやん」って。今思えばその時点で結果は決まってしまったのだと思います。
具体的な勉強方法に関しては別記事で書きたいと思いますが、1年目の私の事例Ⅳの勉強方法では文字通り「過去問と同じ問題」しか解く力が備わってませんでした。根本的に財務・会計を理解していなかったのです。本来であれば、1次試験の財務・会計44点を取った時に気付くべきでした。
これらの反省を踏まえて、2年目はまずは自分の財務・会計への苦手意識を払しょくするため、簿記3級を受験。合格という自信を少しつけたうえで2次試験対策を再スタートさせました。1年目の試験結果から事例Ⅰ~Ⅲの勉強方法は間違っていないと確信したので、2年目はひたすら事例Ⅳ対策に時間を費やしました。配分としては事例Ⅰ~Ⅲ:事例Ⅳ=4:6ってところでしょうか。 また初見問題に慣れるために2年目は直前模試も積極的に受けました。
これらの甲斐もあり、2年目の事例Ⅳ試験本番時に、「セミセルフレジ」「魚種X」という数々の受験生を震え上がらせたモンスターを目にしても、「はいはい、また初見泣かせのパターンね」とある程度冷静に対応できました。
結果、 事例Ⅰ:70点、Ⅱ:60点、Ⅲ:64点、 Ⅳ:62点で見事リベンジ合格を果たすことに成功したのです。

■家族の協力

診断士試験を受けられる方は、お子様をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。私も2人の子供がおります。正直育児をしていると本当に自分の時間がありません。なので勉強時間を確保するには家族の協力は必須です。家庭を顧みずに勉強に励んでしまうと、合格したとしてもどこかにひずみが出てしまいます。ぜひご家族の理解を得たうえで勉強に励んでください。ちなみに私は①自分の勉強時間分妻にも自由時間を与える②土日は短くても子供と遊ぶ時間は必ず確保する③我が家の食事担当はお父さん(私)、という約束の元、家族の理解を得ていました。

■合格後

2022年2月2日が合格発表だったので、まだ日も経っておらず実務補習も受けれていませんが、間違いなく私の世界は広がったと感じております。
まずはタキプロへの参加が合格後の第一歩でしたが、タキプロメンバーは職種・背景が本当に様々な方達で構成されており、また非常に意欲が高い方達でもあるので常に刺激を受けております。あとわかりやすくTwitterのフォロワーとFaceBookの友達が増えましたw
次のステップは実務補習・実務従事でポイントを取得し、早々に診断士登録をすることです。診断士としての活動もいつか記事として書ければいいなと思っております。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。自分でいうのもなんですが特徴がない受験生活でした。でも抑えるべきところを着実に抑えれば、着実に合格できます。
そう、1年目で事故を起こしても、34点上乗せして合格することもできるんです!それが診断士試験です!!
中小企業診断士は独占業務がないので、資格を持っているだけでは何も変わりません。ですが機会はごろごろ転がっているので、自主的に行動しさえすれば本当に世界が変わります。これは間違いありません。そしてそれは試験に挑戦することでも起きます。皆さんが自主的にこの難解な試験に挑戦されている時点で、ちょっとは世界が変わっているはずなんです。私も勉強がつらい時期がありましたが、勉強している期間は充実していました。

今後もタキプロメンバーとして少しでもみなさんに有益な情報を発信していきますので、一緒にがんばりましょう!!


次回はちーこさんの登場です。
お楽しみに!

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