理想的なファイナルペーパーの作り方 by ヤマフリ
読者のみなさん、こんにちは。
5回目の登場、タキプロ13期のTKP43のヤマフリと申します。
TKP43って何?という方はこちらをクリックしてください。
以下、私の過去記事です。
1回目:多年度受験生の方へ 大丈夫です!私のほうが長いです!!
2回目:ゴールデンウィークまでは第1章、ここから合格に向けて第2章が始まる
3回目:事例Ⅰは人と組織をカスタマイズ 大事故のおかげで学んだこと
4回目:妬まず僻まず、正しく努力していますか?
上記タイトルをクリックすると過去記事ページにリンクします。
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第2次筆記試験まで残すところあと4週間となりました。
「まだまだ4週間ある」と考えるのか、「たったの4週間しかない」と考えるのか、これまでの進捗状況により人それぞれかと思います。
ただ間違いなく言えることは、ここから本試験までの期間で合格レベルまで実力を伸ばすことは十分可能だということです。
今まで真剣に取り組んできたことを土台として、4週間で飛躍的に実力を伸ばすことはできます。
そのためには事例Ⅳの問題集のような定量的な学習に加え、自分の弱いところは何か客観的な視点で課題を抽出し、克服に取り組む定性的な学習を同時進行で進めていただきたいと思います。
本題に入る前に余談になりますが、私は診断士試験に合格した際の「ごほうび」を設けていました。
それは、プレイステーションを購入することです。
現在我が家には家庭用ゲーム機が無いのですが、要するに(買ってもらうのではなく)「合格したら購入してもよい」という約束を妻との間で交わしていたのです。
どうしても「バイオハザード」をプレイしたいんですね。
あの世界観が好きなんです。
人はおそらく非現実的な経験を知らず知らず求めているのかと思います。
森に出かけたら動物が話しかけてくることはあるかもしれませんが(いや、これもないでしょ)、ゾンビに追い掛け回されることって絶対あり得ないですよね。
仮想現実内ならば、そのような経験をしてみたいものです。
特殊作戦部隊の一員として猟奇的殺人事件があった古びた洋館に潜入捜査する。
捜査を進めると、先に洋館に入った部隊がウィルス感染により生ける屍となったゾンビに襲われ、同僚たちもゾンビ化して主人公に襲い掛かってくる。
所持している武器はコンバットナイフのみ。
正確に急所を攻撃しないと倒すことのできないゾンビに対し、1対1ならまだしもコンバットナイフで対抗できるわけがない。
捜査を進めていくにつれ、ゾンビは単なるヒト型だけではなく爬虫類や動物と融合したかのごときクリーチャーが次から次に現れ、ナイフや9㎜×19口径のベレッタではとても太刀打ちできない。
謎を解きながら強力な武器を集めていく中で、何とか最終兵器ロケットランチャーを入手し、ラスボスのクリーチャーとの戦闘に勝つことでしか無事脱出というエンディングを迎えることはできない…。
ロケットランチャー、洋館入り口近くに置いておいてくれればいいのに…。
というわけで、みなさんも試験が終わったら、合格したら、何かを買うとかどこか旅行に行くとか計画してみたら張り合いが出るかもしれませんね。
■はじめに
テーマを忘れかけてしまいそうになりますが、ファイナルペーパー(以下、FP)についてです。
9月18日のブログでににさんが書かれたように、FPって中小企業診断士試験特有の言葉のようですね。
少なくとも私が保有するいくつかの情報処理技術者資格では聞いたことはありませんし、ににさんによると社会保険労務士にもなかったようです。
ではなぜ中小企業診断士試験においては、多くの受験生がFPを作成するのでしょうか。
おそらくその答えは、第2次筆記試験が知識詰込みだけで対応できるものではなく、知識の使い方に独自のノウハウが存在し、それを可視化して試験前や事例と事例の合間に確認したいからではないでしょうか。
■FPのあるべき姿
多くの受験生がFPを作成する、と前述しましたがご多分に漏れず私も過去に一度だけ作成したことがあります。
合格した令和3年度には作成しなかったので、その数年前のものですが「あまり好ましくない例」として公開しますね。
このFPのどこが好ましくないのか、みなさん分かりますか。
作成時期は10月の中旬、たしか2日程度で一気に作り上げたと思います。
実はこのFP、自分の中に蓄積されたノウハウを編集したところも一部書かれていますが、ほとんどがテキストを写した内容であり独自のものとは言い難い仕上がりになっています。
■FPは単語帳ではなく、暗号のようなもの
受験生にアドバイスする際に私がよく使う比喩ですが、「試験合格という山の頂上に登るには、適切な道具と道具の使い方を身に付ける必要がある。」と伝えています。
道具は多ければ多いほど良いわけではなく、自分にとって快適な量を用意すれば十分かと思います。
また険しい岩山を上がっていくのと緩やかな林道を登っていくのでは用意する道具が異なります。
初心者であればマニュアル通りに準備すればよいかと思いますが、ハードなチャレンジになるならばいつ出かけるのか、何日かけて登るのか、どのルートを選ぶのか等々事前の計画や準備もケースバイケースとなり、自分の技術力向上も必要になったりします。
準備に誤りがあれば、途中で頓挫することもあり得ますね。
FPも言うなれば中小企業診断士試験合格のための道具の一つだと思います。
または、所持している道具の一覧表、もしくは道具の使用方法マニュアルと言ってもいいかもしれません。
「はじめに」で書いた通り、これまでの過去問を解き復習する中で積み上げてきた自分だけの気づきやテクニック等そういったオリジナリティをまとめ、緊張感でいっぱいの試験当日に喚起させてくれることがFPの役割だと思います。
覚えきれなかった知識を試験当日に短期記憶で対応したいのならば、単語帳を作って持っていけばいいと思います。
しかし、FPは自分だけが理解できればよく、自分にとって最適ならば他人が読んでもピンとこない暗号のようなものでも全く問題ないと思います。
自分だけの気づきを自分の言葉で記述すれば、それがあなたオリジナルの心強い道具となり得ます。
■FPの望ましい作成方法
これまで第2次筆記試験対策してきた記録を残しているかと思います。
その記録の中で「なるほど!こういうことか!」と人から教えられたわけではなく、自ら考えた結果会心したことがあると思います。
その「腹落ち」した考え方を記すことが有効だと思います。
私はとある中小企業診断士試験勉強会の執行部を務めています。
参加する受験生に「その日の勉強会で自分が学んだこと、気づいたことを記録しておいてください。」と伝えています。
今年度の場合2月からスタートし、1回の勉強会で仮に一つ大きな気づきがあれば、10月まで30超の気づきが蓄積されています。
8か月前のこととなると、当時いくらフレッシュな気づきであっても忘れてしまっている可能性がありますよね。
そういった気づきを直前期に事例別にまとめ、オリジナルFPを作成し、記憶の喚起とこれからの4週間の学習に活用していただきたいと思います。
■おわりに
FP作成はいったんこれまでの試験対策を総括する取り組みと言えます。
作るのならば、今です!
FPをこれからの4週間の学習に活かすことで、さらに実力を伸ばしましょう。
必要であれば、試験日前にFPをバージョンアップさせるといいかもしれません。古びた洋館 試験会場の中であなたの心強い味方となってくれるのは、ロケットランチャー ファイナルペーパーです。
オリジナルのFPを武器に中小企業診断士試験におけるラスボス、タイラント 第2次筆記試験を攻略しましょう!
ちなみに約束したプレイステーションは、遊ぶ暇もないくらい忙しいためまだ買えていません(笑)。
次回はおさかなさんの登場です。
お楽しみに!
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